腰痛には不向き??

3月24日に朝日新聞にこんな記事が掲載されました。

全国で2,800万人の人が腰痛で悩んでいる。40~60代の4割が悩んでいる、と。更にその8割以上が原因不明である、と。 つまり日本人の2,200万人以上の人が原因不明の腰の痛みに悩んでいるということなのです。

その上、マッサージなどはその効果を示す根拠がなかった、と。これって結構衝撃的な記事ですよねぇ。つまり私たちが行っている仕事では、腰痛に対する効果が証明できないってことですからね。どういう調査でこういう結果が出るのかは分かりませんが、あまり実感が出ない気がするんです。


今日いらした走るのが趣味のYさん。正座も出来ないほど左の膝が痛くなってしまい、我慢できなくて整形に行ったら、レントゲンを撮って、
「膝の軟骨がすり減っています。走るのは止めて下さい。そのまま続けるのならば、歩けなくなりますよ。手術になってもいいんならやってもいいですけどね・・・」と言いながら、痛み止めの薬を処方されたらしいのです。
「先生、本当に走っちゃダメなんですか?」と不安そう。

「前回の時は右の膝が痛かったですよねぇ。その時はお医者さんに行かなかったのに、今度はどうしていったんですか?」
「だって前より痛かったんです」
「前の痛みはないんですよねぇ」
「えぇ、今日は左の膝なんです」

「良く軟骨がすり減るなんていいますけど、私は減るとは思ってないんです。だって軟骨だって細胞で出来ているでしょ?栄養がなくなってやせてしまっているんですよ。細胞はいつも新陳代謝しているんです。だからその辺りの血行が良くなって新陳代謝が今より活発になってくれば、栄養が沢山行って太ってくる、そうすれば軟骨も厚くなってくるとは思いませんか?」
「・・・・・???」
「血行が良くなるためにはどうしたらいいです?」
「分かりません」
「少し考えて!こういうのって学校の問題みたいに解答はないんですよ。自分で解答を作っていくものなんです。分からないという前に分かるまで考えてみて」

「運動するとか・・・、温めるとか・・・、」
「ほら出てくるじゃないですか。でもお医者さんからは走るな、と言われたんでしょ?でも運動した方が血行は良くなりますでしょ?要はどう工夫して走ったらいいか?と考えながら走る必要があると思うんですよ。タダ漠然と走るのでは良くはならないかも知れないけど、そういう工夫をしながら走り続けてみたらどうです?」

終わってからこんな話をしました。Yさんは正座して・・・。
「あぁ、痛くないです」

治療というのは、話しかけることや悩むこと、そして身体と対話すること、そういった全ての操作が含まれると思うんです。整形のお医者さんがやった「脅し」では治るものも治らないと思うのですが、如何でしょうか。
 

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