身体の内側が・・・

 T君は高校一年生。野球を頑張っているんです。今日は「肩が・・・」。
 外野手で球をとってからのスローイングにスムーズさがないということで、今フォーム改造中です。その影響か肩に違和感を感じていらっしゃいました。

 「ちょっとそのカッコやってみて」とスローイングの姿勢をとってもらいました。なかなかすばらしいですねぇ。かっこいいです。

 でも立ったままで身体のあちこちを押さえてみると、どこもかなり緊張して痛みがあります。後から押すと耐えられずに身体が動いてしまいます。これは意識しない緊張が身体にあって、筋肉が収縮してしまっているのです。いわゆる凝っている状態ですね。こんな状態があるのにフォームを改造しようとしたってなかなかうまくいくものではありません。中が変わらないのに、外だけ変えるのはそりゃあ無理ってもんです。

 そこでちょっと身体を動かして見ると、とたんに安定感が増して、後から押してもびくともしなくなりました。
「ええ?」と驚いていましたが、ちょっとしたことで身体に中がガラリと変わってしまうんです。身体のあちこちを押さえてもさっきほど痛くありません。

 スローイングのカッコをしてもらうと、そのスピードも違う、空気を切る音さえも変化していました。

 筋肉を有効に使うには、直前まで緩んでいなければ力を出すことは出来ません。収縮と弛緩だけが筋肉の性質なので、弛緩から収縮までの幅が大きいほど、その力は強くなります。最初から緊張した筋肉では力は半分も出ません。

 日本人って緊張するのは得意なんですが、弛緩するのが本当に下手です。本人には簡単に緩む方法を伝授しましたが、うまく出来るでしょうかねぇ。

 たぶんお母さんはこれを読むでしょうから、本人に伝えておいてください。
 「内側が変化すると外の変化はずっと簡単になる」と。

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