腹式呼吸

普段何気なく使っている言葉でも、実際に良く判っていないことって多いですね。健康については、特にそういったことが多いような気がします。
食べ過ぎないように、よく運動して、ストレスを感じないように、等々・・・。

お医者さんから、こんなことをいわれた方も多いと思いますが、本当のところ、どのくらいだったら食べすぎなんでしょうか。どのくらいだったらよく運動したんだろうか、ストレスを感じないためにはどうすればいいの、なんて考えたら頭がこんがらがってきました。


先日もある方から、
「普段の生活で何をすればいいんでしょう?」と聞かれたので、
「一日に一回、ゆっくり深呼吸をしてみてください」と答えました。
すると
「ああ、腹式呼吸ですね。私あれをすると胸が苦しくなってしまうんです」
「??????」
「なんか体中に力が入ってしまって、うまくいかないんです」

深呼吸と言ったんで、腹式呼吸とは言っていないのに・・・・。
「深呼吸って言うのは、ただゆっくり大きく呼吸をすればいいんですよ。別にお腹を膨らませる、なんてことを考えなくてもいいんです」
「ええ?でもみんな腹式呼吸をしなさいと言いますよ」

「だって空気はお腹に入りますか?入らないでしょう。お腹で呼吸することなんて出来るわけないと思いませんか?」
「そりゃあ、そうですけど。それじゃあ、腹式呼吸って何ですか?」

「肺の中に空気をたくさん取り込むためには、肺が大きく膨らまなくてはいけないでしょう?でも肺の周りには肋骨があって、肋骨の外側まで肺が広がることは出来ませんよね。だから、空気をたくさん吸い込むためには、肺の下側の横隔膜が下に下がって肺を大きくしようとするんです。横隔膜が下に下がれば、自ずとお腹が膨らむでしょう?だから深呼吸をすれば、空気がたくさん入る、必然的にお腹が膨らむ、いわゆる腹式呼吸になるんです。それを最初からお腹を膨らませようとするから力が入ってしまい、逆に膨らまなくなってしまうんです」
「へぇー、そうなんですか」

数週間後、
「深呼吸やってみました?」
「ええ、全然苦しくなかったです。結構楽に出来ますね」
「そうでしょう?一つ利口になりましたね」

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)