新緑のゴールデンコース

 最近は月に2回はサイクリングのために電車での輪行か車を使っての遠出をしています。休みは週に一度しかありませんが、毎日9時から5時までずっと働いているわけでもないので、一日だけの休みを使ってもそれほど疲れがたまることもないんです。

 トーエイを作って1年半になりますが、もったいなくって輪行できません。フレームに傷がつくのがどうもね・・・。でもガードは倒したり蹴飛ばしたりしたんで、それなりにガタガタになってきました。

 というわけで、輪行の時はブリジストン、カーサイの時はトーエイが専らになっています。他の自転車はどうも出番がないようで・・・。

 今回は山梨のクリスタルラインの2回目。木賊(とくさ)峠をメインに走ってきました。以前は小海線の信濃川上まで輪行し、そこから信州、金山、木賊、観音峠を走破、甲府に下るというのがゴールデンコースでした。地道のとても雰囲気の良いコースでしたが、最近は全舗装されてしまい、以前の雰囲気はなくなってしまったような気もします。でも木賊平の木々の緑の中の道は、なかなか捨てがたいものがありました。

 標高差は1900mに及び、自分としては限界に近い感じでしたね。

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 天気を少し心配しながら中央高速を下っていく。笹子トンネルを抜けるとそれまでのどんよりとした空が、急に明るくなって遠く南アルプスの山々まで見渡せるようになった。1ヶ月前、雪に覆われていた頂きは、もう黒々としていた。

 道の駅「韮崎」に併設されている温泉パークは休み。せっかく走りきった後の楽しみにしていたので非常に残念だ。

 中央高速の下をくぐり、明野村に入る。赤のフロントバッグがいやでも目につく。坂はきついが田植えが終わったばかりの田んぼやその水面に写る山々を眺めながら上っていくと、何となく距離が稼げる気になる。ちょうど田植えの時期に重なり、田んぼには人の姿が見える。気温は17度、上るのにもちょうどいい感じだ。

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 増富への道に合流するととたんに山深くなってくる。韮崎が400m弱、増富は約1000m、勾配は徐々にきつくなってくる。とうにフロントはインナー26Tだ。

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 金泉閣だったろうか不老閣だったろうか、30年前に泊まった旅館が思い出せないが、二つともまだ営業していたのが何となく嬉しかった。

 一人で走っていると、長い休憩を取らないもので、今回も10~20分くらいの休みを繰り返しながら走っていた。食事も休みのたびに、おにぎりを一つづつほおばる。

 増富から先の本谷川の渓流はすばらしい。新緑が目に沁みるほどであったが、紅葉の季節はまた圧巻だろうなぁ、なんて想像しながらペダルを回していくと、疲れもあまり感じないみたいだ。景色に心を奪われたせいか、あっという間にクリスタルライン、木賊峠への道に合流した。ここから峠まで迷うことはない。1650mほどまで上っていくだけだ。

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 残念ながら展望はきかない。ただ新緑のざわめきとウグイスの声だけがうるさいほどだ。所々10%の勾配があったりして難儀をしたが、ようやっと峠に着くと、そこはとても広い場所だった。ほっとしておにぎりをまた1個。時々思い出したように車がうなりを上げて行き過ぎるのが非常に邪魔に思えるほどだ。

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 しばしの休憩の後、林道夢の平線と名前を変えたクリスタルラインを一気に下り黒平町に。人っ子一人いない感じ。犬がいたので、無人ではないようだが、数十年前の車が廃車になってそのまま放置されていたりで、何となく不気味な印象だけが残った。
 ここからクリスタルラインを外れ、アップダウンを繰り返しながら、御岳町、福沢町を目指す。最後の上りホッチ峠まで、余力を残しておかなければ。

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 御岳町の金桜神社という立派な社殿を持つ神社の横から九十九折れが始まり、一気に高度を稼ぐ。あっという間に景色が開けた。すぐに下り。下福沢町に出て、最後のおにぎりをほおばる。20分ほど休んだ後、ホッチ峠の激坂に向かう。

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 11%。きつい。すでに1500m近く上っているので、膝が笑いそうだ。こらえきれずに足を着いてしまう。この道、今までに比べ圧倒的に車が多い。あまり面白みのない峠で、ただただきつかっただけが印象だったが、その後の饅頭峠はよかった。

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 ホッチ峠から少し下ったところに茅が岳登山口がある。茅が岳はあの深田久弥が亡くなった山で、登山口から地道を少しばかり上ると、記念碑が建っており、深田記念公園になっている。そこから「まんじゅう峠」の標識に従って、山道(といっても非常に整備されている)を押していくと、程なく饅頭峠に出る。視界はまったく効かないし、なにもないが、小広くなったその場所は、何とはなしに心惹かれるものがある気がする。

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 一直線の豪快な下りをあっという間に終えて、韮崎のデポ地に戻ったのは夕方だった。

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