木賊峠へのバリエーションルート

毎年、海の日の前後には走りに出かけるのですが、この頃毎年暑くって結構参ってしまうことが多いのです。

4年前:犬越路、3年前:安倍峠、2年前:地蔵・車坂峠、去年:高ボッチと結構ハードなサイクリングをしてきましたが、今回も例に漏れず木賊峠です。

コースであります。

木賊峠を普通のゴールデンコースとは異なって、別のコースで上って、別のコースで下ってくるという陳腐なものであります。
ただここ数日の暑さも考慮して、ゆっくり上って水分の補給だけはこまめに行うことを徹底しました。



木賊峠に行くのは3年振り。前回は増富から上り、池の平林道を経由して御岳林道、ホッチ峠から下ったわけですが、今回は樫山林道を上り、大明神林道を下るというコース。五万図には記載が全くない大明神林道です(もちろん二万五千図にはありますよ)。


韮崎の道の駅からすぐに明野町への上りが始まります。気温はすでに27度。まともに日差しを受けながら、南アルプスをバックに少しばかり急な勾配をウンウン上っていきます。

後ろを振り返れば南アルプス、斜め前方には八ヶ岳。山の中腹から盛んに雲が立ち上っていって、それが稜線上にまとわりつき、まるで綿アメのようです。

明野町はひまわりで有名ですが、ここからの景色も抜群です。韮崎から増富に向かうこの県道も、すくすくと伸びたいねで覆われた田んぼの中を、なだらかにカーブを描きながら続いています。好きな道の一つですね。

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炎天下、淡々とした上りをこなしているだけでも汗は噴き出てきます。
みずがき湖を堰き止めている塩川ダムの手前から樫山林道が始まります。

塩川ダムサイトまでトイレのために上り、そこから見た樫山林道の入り口です。結構ぐいぐい上っていますねぇ。

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この樫山林道は結構古い五万図にもしっかり記載があるので、古い峠道なのでしょう。特に上り始めの数キロはダートもあり、舗装も結構古いものであったりで陽も遮られ、涼しく感じられるのです。

ふと前を見ると、大きな落石が二つあるのが見えました。ところがそのうちの一つがゆっくりと動き出すではありませんか。ギョッとしましたが、瞬間にサルであることが判明。もう一頭はこちらをズッと観察した後、これもゆっくりと林の中に消えていきました。

小さな樫山集落は、昔ながらの部落といった感じで古い土蔵なんかも残っており、こういったところで生活している人たちの毎日に思いを馳せるのでした。

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かなり上り詰めてきました。
今度は奥秩父の金峰山が遠望できるようになりました。空はどこまでも青く、日影とのコントラストがきつく、写真を撮るのもなかなか大変です。

伐採されているところが多く、見晴らしがかなり良くなっているせいでしょうか。空が一回り広く感じます。実際に切り出した大木を同じサイズに切って積み上げている作業現場もありました。

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そろそろ1600メートルを越えてきました。日差しはメチャクチャ強いのですが、吹く風は涼しく暑さはそれほど苦になりません。
樫山林道もそろそろ終点。クリスタルラインに合流です。
ここから木賊峠まではほんの数百メートルです。

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木賊峠。
広場のように大きな峠です。大きな案内図だけが目立ちます。その案内図の裏側辺りから峠の全貌を取ってみました。

時刻は11時を少し回ったところ。ここで早めのお昼にしましょう。
ちなみに今日はボトルに水、そしてスポーツ飲料を2本携帯しています。水はうがいをしたりして減るのを、沢の水を補給していきます。

日影に座っているとちょうど良い暑さです。風も気持ちよくウトウトしてくるのです。
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峠から観音峠方面に少し下ったところに東屋があって、その脇に「木賊峠」の標識がありました。
そして道の反対側に「展望台」への道標が・・・。

時間も早いので、行ってみることにしました。何度かの九十九折れを繰り返すこと二十分あまり。
一本の木だけが立つ「袴越(はかまごし)」に着きました。草に覆われ道も判然としないところでしたが、その木の下に立ったとき、目の前に飛び込んできたのは予想外のものでした。
360度遮るものの全くない空間。富士山から南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の嶺嶺。

峠からこんなに近くにこんなすばらしいところがあるなんて・・・。何か今まで知らなかったことがずいぶんもったいなかった気がしてくるのでした。
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展望台から戻り観音峠方面にくだり始めます。
最初は緩やかな下りですが、それも徐々に急になり観音峠付近では結構なスピードになるのでした。

下る途中で見た雲です。空気中の温度状態によっていろいろになるのでしょうが、これもなかなか面白い雲でありました。
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観音峠からが苦行でした。
空気が急に熱く感じられるようになり、下りなのにペダルを踏むのも結構苦しい状況になってきました。

何しろ暑い!!!!!

大明神林道への分岐に着く頃には下りなのに妙に疲れてしまいました。

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そして、この上り。
日を遮るもののない一直線の道には完全にダウンしました。
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前山大明神林道に入ります。ここはダートがかなり残っていて結構楽しい走りが期待できると思っていたのですが、こんな道、しかも日を遮るものがあまりない。
急に熱中症のことが頭に浮かびました。そういえば頭が何となく・・・なんて思い始めるともうだめですね。
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すぐ脇にあったシングルトラックらしき道に入ってみました。
そうしたらここが大正解。
まるでトライアルコースのような道があって、急斜面を一気に下り降りたり、ここは乗っていけないな、と思うようなところもあって、思いもかけない楽しみを味わうことが出来ました。

さらにそのままダートを進んでいくとすばらしい道が続いているではありませんか。
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再び明野町に戻った格好になりました。
牧場の馬も「この暑いのに何やってるの?」と言っているのかな?
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雲が本当に気持ちが良かったですねぇ。
いろんな形があって、それが瞬時に変化する。じっと見ていると飽きません。
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明野町から道の駅までの下りはまさに熱風の中を下っていく感じでありました。
焼け付くのではないか、と思うほどの暑さの中、道の駅に戻って500CCのサイダーを一気のみしてよう人心地がつきました。

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COMMENTS

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wheelさん、こんにちは。

>私が事務所の観葉に木賊を買ったときにコメント頂いた峠ですね。
そうですねぇ。あれから随分時間が経過してしまいましたね。久しぶりの木賊峠は、やっぱり良かったですよ。思いもかけない場所も見つかって・・・。

足の方も少しづつ良くなっておられるようで、本当に良かったです、ハイ。

No title

>木賊峠
私が事務所の観葉に木賊を買ったときにコメント頂いた峠ですね。
MTBだから出来る自由なコース取り、いいですね。

No title

あじこぼさん、おはようございます。

私は強いサイクリストではありませんが、地図を見てコースを考えるのが大好きなサイクリストではあると思っています。

夏の最中の舗装路は、やはり走るには???な気がします。

今回も暑さには参りましたが、景色は十分に堪能できましたよ。

No title

光が強くて強烈な夏景色です。目を閉じても空や稜線が焼き付いていると思います。いいなあ
いいツーリングでありましたね。
長距離ブルベが一区切りできたので、次はyajirobeさんのようにハードな林道ツーリングへステップしたいと考えています。
強いサイクリストがあこがれです。

No title

あじこぼさん、こんにちは。

本当に暑い一日でした。予定していたコースを大分端折りましたが、とっても楽しい道を見つけて儲けた気分です。

本当は開田高原を予定していたんですが、時間的に無理があるので今回は土地勘のある(?)木賊峠をやってみました。

一日中すばらしい景色で、夏とは思えないほどの見晴らしの良さ・・・。
でもこの暑さが落ち着くまで、当分走るのは控えようとおもっちょります。

No title

2枚目の写真の道は記憶があります。
南アルプスですよねー。
レポート楽しみにしております。

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