道志から山中湖

 5時過ぎ、地元駅の始発に乗る。中央線藤野駅には7時ちょっと前に着いた。都心に向かう人たちが改札口を通り過ぎていく。予報では晴れて暖かくなるというが、寒暖計は2度を示している。太陽はまだ山の端に隠れて路面も一部凍結している。駅のベンチで朝のおにぎりを食べていると、上下のウィンドブレーカーを着ていてもシンシンと冷えてくる。gan1 

 走り出すととたんに上り坂。中央線沿線と道志渓谷に囲まれた地域は神奈川・山梨の県境になっており、ちょっとした山郷の雰囲気を味わえるところが沢山あって、とっても好きな場所のひとつになっている。さらに藤野町は芸術の町をコンセプトに掲げ、いたるところに作家達の作品が置かれているのも面白い。

 神奈川県から山梨県秋山村へ向かう。この立て看板の乱雑さ。非常に見苦しく思うのだが・・・。
gan2

 秋山村から巌道峠への道に入ると、さらに好ましい風景が展開する。緩い勾配をせっせと上っていくと最後の集落「安寺沢」に着く。郷倉は昔々の米倉。茅吹き屋根がいい感じだが、この郷倉、民家の敷地にある。
gan3

 昔、学生時代クラブの先輩がよくこの峠のことを話していた。当時は押し担ぎのコースで、話を聞くたびに行きたいなぁ、とずっと思っていたが機会がなく今になってしまった。
 簡易舗装の道が淡々と続く。林道安寺沢線の標識から100mほどのきつい坂をやり過ごすと、後はなんとか乗っていける。

 標高の割には山深い雰囲気が漂い、ペダルも自然と軽くなる。喘ぎながら上って、ふと下を見たときに今上ってきた道がうねうねと蛇行を繰り返しているのを見るのは、非常な快感があるものだ。まだ辺りは冬の景色だ。
gan5

 峠は切り通しで視界はない。近くの送電線の鉄塔が立つ場所まで上ってみると、そこには絶景が・・・。ちょっとばかりの雲が邪魔をして富士はすっきりと見えないが、肉眼では鮮やかに見えたのだが・・・。風も弱く走り始めた頃が2度だったことが信じられないほど暖かくなった。しばし茫然とする。
gan6

 峠での桃源郷を味わった後は、落ち込むような急坂を道志みちに向かって転げ落ちていった。
 道志渓谷は横浜市の水源。この水を飲んでるんだ。30年前にこのみちを下ったときは、舗装部分も少なく、道幅も3分の2くらいだったような気がしているのだが、今は立派な舗装道路になってしまい、ずいぶん明るいみちになった。 
gan7

 ここは横浜市の水源です!!!
gan9

 (ちょっとはしょって)道志みちを走り、途中山伏峠を越え山中湖に出るとすぐに三国峠への上りが始まる。途中のパノラマ台からは富士と湖が・・・。この辺りから風が強くなってきて、富士の頂上は雪を巻き上げたであろう雪煙が視界を遮る。
gan10

 逆方向は、カヤトの原っぱ。三国峠へはあとわずか。風が行く手を妨げる。
gan11

 三国峠でふと見ると、こんな状態が・・・。ディレイラーワイヤーがFDのところからほとんど切れているではないか。これがブレーキワーヤーだと思うとぞっとする。まだ3000キロくらいしか乗っていないのに。なんでこんなに早く切れたんだろう?
gan12

 三国、明神峠と連続した峠を下っていくが、こんな勾配が続く。トーエイのマファックだったら効きの甘さで、相当怖い思いをしたと思うが、こっちはシマノのロード用のシュー。こんなに効きがいいとは・・・。こりゃ、トーエイもシューを替えなくちゃいけないかも知れない。
gan13

 御殿場線「谷峨」にて輪行し、電車の人となった。

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)