奥鬼怒林道と湖岸のダート

夕べは同宿のサイクリングもやっていて、今回は至仏山に上るという女性と話が弾みました。自転車を、走る処までヤマトで運び、営業所に取りに行き組み立てるのだそうです。

「協会に入っていればできますよ。ヤマトしかやっていないみたいですけど。昔は高かったけれど、今では2,3千円くらいだと思いますよ。春に伊豆半島を走る予定でしたが、震災があって中止しました。日本全国の半分くらいは走ったかしら。何時も一人です。ヘルメットはかぶらないけど、カスクはするんですよ。10年くらい前までは、数人で走っていたんですけど、女って我が出てくるんですよねぇ、それでだんだん遠ざかってしまって・・・、一人が楽ですよ。パンクのときのタイヤ交換が楽だと言うことで、ずっとチューブラーをはいていたんですけど、今はクリンチャーです。変速が面倒なんで、シングルギアで上りは押すことにしています」等々。

すごい方でした。


6時前に起床、散歩から帰ってくるとすでに朝食の用意ができていました。

7時半にここ「一仙」を出発します。今日のコースであります。
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どんよりとした雲の下、なんとなく朝露のせいで湿った感じの道を、まずは大清水を目指します。車の姿はほとんどありません。走り始めで、まだ脚が重い感じがしています。
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大清水は尾瀬の南側の玄関口。ハイカーが4人ほどいるだけ。
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左の道が三平峠から尾瀬へ、そして右の道が今回目指す奥鬼怒林道です。この林道、大清水から日光の光徳までの40キロを言いますが、そのうちの大清水ー女夫淵(めおとぶち)間の20キロが完全なダートなのです。
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すぐにしかよけのネットがあります。丁寧にひもを締め直して改めて出発します。
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所々に綺麗な紅葉が見られます。そんな景色を見ながら上っていきます。熊が怖いので、鈴を派手にならします。
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しばらく進むと非常に砂利の深い道になってきました。それもかなり新しい砂利のようです。たぶん先日の台風のお陰でかなりの被害が出て、それを修復したばかりだと思います。
何しろタイヤがもぐってしまって空転したり、非常にペダルが重くなったりして、勾配はそれほどではないにもかかわらず、とても体力を使います。
仕方がないので、押していきます。
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木々の赤、フレームの赤・・・。
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これが活躍していたんだな、きっと。
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緩やかそうな勾配でしょ?でも押してるんです。ウーン。
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いつかは着くものです。ピークの奥鬼怒トンネルに到着しました。
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1300メートルの真っ暗なトンネルのためにLEDライトを二つ用意してみました。
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あっ、明るい!!
両脇に反射板も付いているので、不安なしで通過することができました。昨年の大血川林道の三峯トンネルのことを思い出します。あれは怖かった!!
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トンネルを通過して一服。最高の気分です。熱いカフェオレがうまいこと。
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栃木側はずいぶん走りやすい道でありました。普通のダートをゆっくり下って行きます。
視界も広く、なかなか楽しい下りでした。
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中間地点辺りにある加仁湯。ここのたたずまいは昔と変わらないように思えますが・・・。
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そしてダートの終点女夫淵。

ここに来る途中で、加仁湯からの送迎のバスの運転者さんから声をかけられました。
「大清水から来たんですか?群馬側はどうです?実はお客さんが林道を歩いて大清水まで行きたいって言うんだけど、台風で荒れているって聞いていたから」やはり台風のせいで、ああいった道になっていたんですねぇ。
「大丈夫ですよ。問題なしです。自転車で走るのには往生しましたけど」
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川俣の噴泉塔の展望所。
ここでお昼です。初めて噴泉塔から蒸気が吹き出るのを見ました。一回シュッと出てそれでおしまいなんですね。それが何回か続きましたが、結局写真を撮るタイミングがありませんでした。
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川俣大橋の手前を左折、ダートが始まります。
川俣檜枝岐林道。
檜枝岐まで26キロ、全線ダートのなかなか手強い林道です。
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川俣湖の湖岸を軽いアップダウンを繰り返しながら、湖の最奥に向かっていきます。
道は水たまりがあってりして、フレームは泥だらけです。

でもやはり湖岸の道、なかなか進みません。いくつもの沢を渡ているにもかかわらず、GPSに示される位置はあまり変わっていません。
時間は容赦なく過ぎていきますがはかどりません。
昨年の奥只見湖の湖岸の道に比べるとなんてことはないんですが・・・。
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このままダートが続くのかしら?と思っていると、急に工事途中の砕石が敷き詰められた道になりました。ダートが始まって13キロ地点。そしてその工事現場が終わると檜枝岐へ続く道(左)と湯西川方面へ行く道(右)の分岐が現れました。

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やっとダートが終わりました。
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舗装の馬坂林道になってホイホイと上ることができます。やはり舗装は楽なんだなぁ。
そして上りきったピークに田代山林道の分岐があります。
下ってきたバイクの人に聞くと、田代山林道も紅葉は今ひとつのようでした。
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湯西川に向かって一気に下って行きます。

湯西川温泉街。原発事故のおかげで、観光客も激減しているとか・・・。寂しいですねぇ。
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今回の二日間のツーリングもそろそろ終わりです。ダート35キロは走り甲斐のある、それは楽しく苦しいものでありました。


ところがここから湯西川温泉駅までの道は驚愕ものでした。
7年ほど前、車で湯西川温泉に行ったときの、あのすばらしい道はダム工事のための工事用車両のための道となり、橋とトンネルのオンパレードになってしまっただだっ広い道を、今日は何の感慨もなく走るのでした。

地元の利益?本当にそうなのかなぁ?と思ってしまうのです。

COMMENTS

No title

あじこぼさん、こんばんは。

林道も舗装路が多くなって、以前ほどのスリルはなくなってきています。でも人や車がいない道を走るのは、やはり楽しいと思います。

あじこぼさんも一度やったら病み付きになるかも・・・です。

No title

先にコメントをいただきありがとうございました。
林道ツーリングのキモチをyajirobeさんからもらって、あとは実践あるのみです。
コースによってMTBと石号の出番を考えます。

下りのダートはびびりそうです。あはは

No title

MAKOさん、おはようございます。

舗装とダートでは雲泥の差がありますね。ダートを走った後に突然現れる舗装路、ホッとしたり、「おしまいか」といった気持ちになったり・・・。でも今回は正直、ホッとしました。

充実しきった二日間でした。

No title

いいなぁ、奥鬼怒。
二日間の旅、真似していきたくなりました。
それにしても、まだ落ち着いていない砂利道はしんどいですね。
お疲れ様でした。

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