絶景の一日 ー北欧の旅(2)

19日。6時頃にモーニングコール。
かみさんが出ましたが、機械音声だったとか。こんなことも自分にはプレッシャー。英語で言われたらどうしよう、なんて思ってしまうんです。

初日からバスがいても運転手がいないというパプニング。ほとんど寝ていないこっちの身としてはちょっぴり憤慨。更に天候は今にも降りそうな気配が・・・。添乗員(以降:ミホさん)さんも「曇っていても別の味わいが・・・」なんて言っていたけど、本当はねぇ・・・。

ここで概略を・・・。地図でオスロからイェイロ(ヤイロ)からフロムまでバスと鉄道で移動。そして観光船でソグネフィヨルド。さらにバスで今日の宿泊地バルストランドまでの行程です。
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地図をクリックすると大きくなります。


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海外旅行初体験という緊張からか、余り眠れない夜を過ごしたにもかかわらず、食欲だけは失せない自分にびっくりです。飛行機の中の食事も和食でないものを選び、「そこそこうまいじゃん!」と思っていたんです。
バイキング(本当はビュッフェ)の朝食でもサーモンやジャガイモ、豊富な果物を沢山頂きました。ヨーロッパは食べ物はまずい、と聞いていたので嬉しい誤算でした。

かみさんによると「海外では腹八分目にしておいた方が良い」と・・・。その意味はそれからすぐに分かりました。

心配していた天気もオスロの郊外に出る頃には青空が見えるようになってきて、これからのすばらしい景色を予感させるのでした。
ノルウェーはフィヨルドだらけ。首都オスロもフィヨルドに沿って発展した町だそうです。ちなみにフィヨルドとはおよそ100万年前の氷河期にあった1000メートル以上の厚さの氷が、その重力によって少しづつ移動し、その際に谷底を削っていきます。長い年月を経た後、そこに出来た深い谷に、海水が流れ込んで出来た地形のことをいいます。だから日本では全く見ることの出来ない地形なのです。だから見たかった。

走り出してまもなくティリ(Tyri)フィヨルド。静かな水面はまるで湖です。
さらに道沿いには氷河の雪解けの水のせいか、とっても速く大量の流れが路面高さと大して変わらない位近くに見ることが出来ます。

また郊外に出てから、と言うか今日はまだ信号にお目にかかっていません。交差点は全てロータリーになっており、そこに右折して入って目的の方向に右折して出て行くことを繰り返しながら、進んでいきます。信号がないのは本当に気分が良いものです。
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オスロから250キロ余り、ここヤイロでベルゲン鉄道の列車に乗りかえて、車窓の絶景を楽しむのです。
お昼のお弁当を食べながら・・・。
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列車は定刻より数分遅れて入ってきましたが、充分許容範囲でした。
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ヤイロの標高は794m、ここからフィンセ(1222m)まで上って行くのですが、そこからの車窓には見たこともない光景が連続してくるのでした。

氷が溶けて、その水が勢いよく流れていく様子が見て取れます。またマッチ箱のような小さな小屋が点在していますが、ミホさんによると欧米人の別荘だとか・・・。夏はここに来て自然を謳歌するのでしょう。リッチですなぁ。
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フィンセ駅近くから見えるハンダンゲル氷河の先方が遠くに見えます。手前にはフィンセ湖のすばらしい氷の色が・・・。
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この辺り、夏になるとサイクリストが多く訪れるそうです。こんな処を一度でいいから自転車で走ってみたい、という思いがフツフツと沸いてくるのでした。

そしてフロム鉄道との乗換駅、ミュルダールに到着。標高867m。列車から降りるとやはり寒い。ウィンドブレーカーを取り出します。とは言っても予想していたよりも大分暖かく、日本での3月くらいと言われていましたが、もう少し暖かい感じがしました。


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ベルゲン鉄道の反対側にフロム鉄道の列車が入ってきました。
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フロムの駅前には沢山のMTBが置かれていました。レンタサイクルのようです。「フーン??」いぶかしく眺めていたのですが、その意味はすぐに分かりました。

駅を出てすぐの光景。至る処に滝が落ちてきています。小さく見えますが、落差は長いもので数百メートルに及ぶものもあるのです。
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そして一番の圧巻、ショースの滝。ここで列車は写真撮影のため(?)5分ほど停まります。落差250m。下流には発電所があって、この鉄道の電力を供給しているそうです。冬は全面結氷し、大きな氷の塊が現れるのでしょう。
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妖精が現れる演出までありました。下の方に赤く見えるのが妖精です。何か踊っているのですが・・・??
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こんな動画がありました。


この道。稲妻のように下に向かって落ちていく・・・。そしてすぐ横にはでっかい滝が落ちています。
MTBでここを下ったら。妄想で心臓がバクバクしてしまいます。レンタサイクルの意味がはっきりと分かりました。ここを下るんだ。?
じゃぁ、上りは?ミュルダールが800m終点のフロムは当然のように0m、この程度の上りならば何とかなりそうですね。
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なんて綺麗なんでしょう。遠くには雄大な滝、そして澄んだ水の流れに沿って自転車にうってつけの道が遠くまで続くのです。
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また滝だ!!!日本ではこの一つだけがあっても名所になって、のぼりが立って、お土産物やが並んでしまうのでしょうね。
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列車は徐々に終点に近づいていきます。
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本当に綺麗です。家々が皆日本で言う切妻風の建物になっていて、それが遠くから見るととっても可愛く風景にあっている気がしてきます。おぉ、サイクリストがいるぞ!!!!
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そして滝、滝、滝・・・。
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フロム駅到着。眼前にはアウルデンフィヨルドの海面が拡がります。海だというのに波一つありません。

観光船から見たフロム駅周辺の景色。茶色い建物の中にお土産物やトイレなどがあります。
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ちなみにトイレは海外ではやはり有料の処も多いらしいのですが、ミホさんのお陰でほとんど無料の処で用を足すことが出来ました。

こんな大きな船が外海からこんなに奥地まで入ってこれるのです。フィヨルドは深いところでは1000mを越えるようです。
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観光船はアウルデンフィヨルドからネーロイフィヨルドを通り、グドバンゲンの港まで2時間の船旅です。無数の滝、マッチ箱のような家々、そして湖のように静かな海面。
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これら二つのフィヨルドも、元はソグネフィヨルドから枝分かれしたものです。
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外海とは繋がっているのですが、余りに奥深いので、滝等から流れ落ちる水でかなリ塩分が薄くなっているのでは?と思うのですがどうでしょう。
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でも2時間という時間は退屈するのにも十分で、余りに沢山ある滝に、最後は「飽きた!!」なんて不届きな感情も生まれてくるのでした。


グドバンゲンからのバスの移動もすばらしかった。
再び海面からグングン高度を上げ、九十九折れを上って行くと、眼下にU字谷がはっきりと見て取れます。これが小学校の時に習ったU字谷です。
この谷底から高度を上げ、上りきった峠付近はまだまだ大量に雪が残っており、日本の信州やアルペンルートで見られる「雪の大壁」に近いものがずっと続いているのです。
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峠を越えて、バングスネスに着き、再びソグネフィヨルドにフェリーで乗り出します。運賃は無料。それなりに車が待っていました。房総へ渡る久里浜フェリーのような船でした。
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そしてついにホテルのあるバルストランドに着き、ホテルに向かうのでした。
随分フィヨルドの深いところまで来てしまった気がします。そこのホテルも中々いい。
この写真は既に9時を過ぎていますが、こんなに明るいのです。何しろ日が長い。
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海外での初めての夕食。やはりビュッフェ形式。得体の知れないものにはちょっと手を出しづらいですが、少しだけ冒険します。やっぱり余り美味しくないのが多いみたいですね。でも予想以上に美味しい。
10時を過ぎてもまだまだ明るく、夕方くらいにしか感じません。でも身体はそれなりに疲れているのでしょう。風呂に入ってさっさと寝ることにしましょう。

そうそう、もちろん風呂は日本と大違い。幸いこのホテルはバスタブがついていたので、湯をためることが出来ましたが、他のホテルではシャワーだけのことも多く、やはりたっぷりの湯にゆっくりと身体を沈めたいと思いますね。
また翌朝、別の参加者から「お湯が出ない」訴えがありました。
かみさんに言わせると、日本人はバスタブに湯をためるから団体が入ると湯の消費量が増える。またホテルは貯湯式になっており、使い切ってしまえば無くなってしまい、時間を置かないと湯は出てこない、そうです。ウーン、さすがベテラン。だから部屋に入った途端、湯を張りだしたのね。

それからトイレ。日本では便座のヒーターとウォッシュレットは定番ですが、便座は冷たく水も出ない。不便だとは思いますが、このくらいで十分だと個人的には思ってしまうのです。我が家では暖房便座は東日本大震災以降止め、ウォッシュレットは付いていないので、共に普段通りの使用感ではありました。

そんなこんなで一日が終わりました。今回の旅で海外もうこりごりとなるか、はまってしまうか、どっちかに転ぶと思っていましたが、はまりそうです。

今年になってスノーシューと海外旅行、新たに二つ経験できました。両方ともはまりました。
ウン!!!!!

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