時節風発行

 治療室のミニコミ誌として発行している「時節風」。31号を26日に出した。100部だけを印刷して玄関に置いているが、大体3ヶ月ほどでなくなる。なくなると次を出すというパターンなので、計算すると一年に4回発行する勘定になる。これって結構大変な作業で、どんな内容にするかを考えるのが、とても苦痛なときがある。

 でも今回は、割に楽に文章が出てきた。純文学と違い修飾語などが要らないので、楽な気がするが、簡潔に自分の思いを表現するのは、やはり相当な鍛錬がいると思う。
今回は、
1.東洋的な病気の原因
2.イメージを利用する
について、書いてみた。書き始めるとすらすらと進む。何でだろう?

 私は治療室を名乗っているが、最近は、苦痛のある場所を治す、といった考えはまったくなくなった。ただただ身体のバランスをとることだけを考えてきた。バランスが整うと、苦痛箇所が自ずと良くなっていくことを多々体験したからに他ならない。 先日のキャンプでもある方が両膝が痛いと訴えていた。膝にはまったく触らず、身体のバランスをとっただけで直後に痛みが消えた。

 そんな体験をただ文章にしただけだったから、すらすら進んだのかもしれない。

 2週間前にいらした方は、手足が1年以上前からしびれて、3つの整形外科で「頚椎ヘルニア」「仙腸関節異常」「腰椎がつぶれている」との診断を受け、ロキソプロフェン(痛み止め)、セルベックス(胃薬)、プロレナール(血管を拡張)、マイスリー(入眠剤)を服用していた。立場上、薬を止めて、とは絶対に言えない。それでも身体のバランスを回復させ、柔軟性が回復したことを確認してもらった。数日して、初診のお礼の葉書を見て、突然薬の服用を止めた。その夜はとてもしびれたが、翌日からはすっかり痺れが取れたと報告があった。私がやったのは、本人が自分の身体に信頼を持ち、薬に頼る弱い価値観を転換しただけだ。

 狐と狸の化かし合いなのだ。

 それにしても服用している薬を見ると、原因(診断)に対する治療薬が入っていないことは明らかではないか!